タブレット学習、オンライン学習のメリット。スタサプ・スマイルゼミ・進研ゼミ
我が家がオンラインでの学習を考え始めたのが中学進学がキッカケです。
といってもいきなりオンラインということではなく、従来の通塾するタイプを含めて
できるだけ低予算でというところで検討しました。
小学校時代に公文や学習塾の集団指導と個別指導を経験して感じたことは、どんな方
法を選ぶにせよ目標設定は重要だということです。
これはお仕事でもそうですし、何にせよ必要なことですね。
公立中学に進学された方は高校受験が待っています。
最終的にはどの大学を目指すか、では手前の高校はどこを目指すかというところまで
目標を設定できればいいですが、なかなか難しいですよね。
とりあえずは三年後の高校受験です。
一学期が終わって定期テストや期末テストを終えて今のお子さんのレベルが大体わか
ったと思います。
これじゃダメなのか、この調子でキープ、もしくはもっと上をなのか状況は様々だと
思います。
その結果をもとにざっくりとでもいいのでどのレベル、どの偏差値の高校を目指すか
を設定して、では今何をすべきかを準備・スタートできるのがベストです。
よくあるパターンはとりあえず塾に通わして、三年生あたりで行けそうな学校を詰め
込みで頑張るみたいなことが多いと思います。
これでは二年間がもったいないですし、最後の一年間がとてもしんどいです。
先に準備していればもしかしたらもうワンランク上を進学できたかもしれません。
では本題です。
中学になると小学校に比べれば格段に忙しくなります。
部活にはいればなおさらです。
オンラインと通塾タイプの私なりのポイント。
オンライン | 通塾 | |
---|---|---|
料金 | 安い | 高い |
移動 | 不要 | 必要 |
曜日 | 自由 | 固定 |
講師のレベル | 全国一律 | 教室によってバラつき |
生徒のケア | 無 | 有? |
地域の情報 | 無 | 有 |
※ただ、あくまで大まかなポイントです。
これを見るとオンライン学習の圧勝の様に感じますがそうとも言い切れません。
一番大きいのは曜日が自由というのは自分のペースでできる反面、親が目を光らせて
いないとなかなか子供任せでは続かないことが多いです。
昔からある学研などの通信教育なんかあまりいい話がないのはこのことが大きいです。
あと受験校の特に公立高校の細かな情報などがないのじゃないかと心配されるんじゃ
ないかと思います。
料金が安い
やっぱりこれが魅力。
●5教科基礎学習
オンライン・・・5千円位
通塾(集団)・・2万円位
●ハイレベル学習
オンライン・・・1万数千円位
通塾(個別)・・1回3千円位
個人的には基礎学習は問題なくついていけるレベルのお子さんはオンラインで問題な
いと思います。
ハイレベルな学習は難関校を志望であっても、もともとの学力と自主性のあるお子さ
んはオンライン+市販の問題集でも大丈夫と思います。
お子さんのレベルと性格、志望校の偏差値によっては個別学習がいいかもしれません。
家から塾への移動と受講スケジュール
運よく自転車で10分程度のところに希望の塾があればいいですがなかなかうまくい
かないものです。
移動時間は本当に無駄です。
実質の移動時間に少し余裕をみてプラス10分、身支度にも時間が必要な場合もあり
10分程度の距離であっても40~50分位学習時間以外に必要になります。
これが電車で移動となると往復の電車の待ち時間がプラスされますし、天候が悪い時
なんかは行きたくないですよね?!
オンラインならこの時間のロスがなくなります。
それに通塾型でも振り替えてくれる場合もありますが、基本は固定のスケジュールな
ので体調が悪いから明日にしようなんてできません。
変な時間帯のスケジュールだとその前後もつぶれてしまうこともあります。
これはオンライン学習の圧勝ですね。
講師のレベル
通塾型のところで、価格がリーズナブルなところは学生が多くレベルもバラつきがあ
りますし、子供との相性もあります。
口コミのいいチェーン展開の塾なんか個々の教室を見ると評価が変わることもありま
すので塾選びが難しいです。
オンライン学習の場合は全国で一科目に一人優秀な方がいればいいのでレベルが高く
お子さんに向いているか判断もしやすいです。
ただオンラインも色々なタイプがあり、一方的に講師が解説している動画を見て学習
するパターンや、タブレット式学習で多い解説や問題が作りこまれてゲーム感覚で学
習するパターン、個別学習でWEBカメラで対面しながら学習するパターンなどあり
ますので各サービスをよく検討する必要があります。
料金的には動画<タブレット<個別対面と値段があがります。
生徒のケアや地域情報
私が気にするところの一つなのですが、やはり対面のほうが生徒の様子など完全では
無いにしても行き届く気がします。
地域の情報はより身近な学校の情報やその対策なんかは地元の塾の方が情報を得やす
いんじゃないかと感じます。
おススメのオンライン学習3社
結局のところお試し期間も各社あったりするので厳選して4社に絞り込みました。
各社とも有線、無線問わずインターネット環境は必要です。
6ヶ月や1年の一括払いにすると月額当たりの価格は安くなります。
金額はすべて税別表記です。
スタディサプリ
多分最安じゃないでしょうか。
専用端末は必要ありませんがPC、タブレット、スマホ等の端末は必要です。
PCならWi-Fi環境が無くても有線で大丈夫です。
・スタンダードコース 月額1,980円
映像授業のみ
・個別指導コース 月額9,800円
担当による個別指導・理解度チェックテストの採点・指導
勉強スケジュール作成・高校受験対策指導(3年夏以降)
スタンダードコースを体験してみました。
一応初めに各社の教科書を指定してあげればそれにそったテキストで進みます。
有名講師の授業が受けれるというウリでしたが、割とわかりやすいと思いました。
ただ、これだけでは難しいと思いますのでプラス何かは必要だと思います。
何をどこまでするかは自分で決めていく必要があるので、計画性や自主性のあるお子
さんでないと続けるのは難しいと思います。
注意が必要なのはテキスト1冊につき1,200円必要な事。
無料でPDFをダウンロードできるのでプリントあるとすればいいですが、結構な枚
数になるのでインク代もかかります。
一枚当たりの問題数も少ないので、我が家はPDFをタブレットで表示、書き込みを
して学習しました。
個別指導コースはあまり評判がよろしくないようです。
スマイルゼミ
専用タブレットを購入する必要がありWi-Fi環境は必須です。
1年続ければ9,980円で済みますが、6ヶ月未満では29,820円、6か月以
上1年未満では16,960円かかります。
・標準クラス 月額6,980円
約30講座(1講座目安15分)
基本65%・応用35% 教科書準拠
・特進クラス 月額12,400円
約40講座(1講座目安25分)
基本45%・応用35%・難問20% 教科書準拠+オリジナルカリュキュラム
定期的に模擬テスト有
特進クラスを試してみました。
まずこのタブレットがよくできていて、専用ペンで画面に書いていくのですがこの反
応がなめらかで、手書きの感覚に近いのです。
また、Android端末としての使い方も可能です。
9教科対応しており、内申点で重視される体育・美術・音楽・技術家庭の対策も万全
で一般の塾ではサポートしてくれないところもポイントが高いです。
定期テストの日程を入力すればテスト対策問題も配信してくれます。
タブレット学習としては端末もふくめ非常によくできています。
立体の展開図や断面など紙の教材では想像しにくいのも、画面上でイメージしやすく
なっています。
紙の教材ではイメージしにくい理科の実験など映像をうまく利用しているので理解力
がアップします。
特進コースは先取り学習で、3年生の夏には中学校で習う内容を終了して最後の受験
対策に集中できる流れになっています。
英語はリスニングにも対応していますし、オプション3,980円を追加すれば英検
準2級まで対応した英語プレミアムコースがあります。
個々の過去の学習からオーダーメードな学習を提案せてくれるので、勉強の進め方が
わからないお子さんでも大丈夫です。
事前に登録が必要ですが、お子さんの学習状況も教えてくれるので安心です。
私の中ではパーフェクトなイメージですが、文字の認識精度がよく汚くかいても認識
してくれるので、まだまだキッチリ書くことも必要な中学生までの子供にはあえて認
識しないでほしいところではあります。
進研ゼミ
専用タブレットを購入する必要がありWi-Fi環境は必須です。
こちらは専用タブレットを使用するハイブリットタイプと従来の紙の教材を使用する
オリジナルタイプがあります。
専用端末は初回に限り6ヶ月以上継続すれば無料、6ヶ月未満だと9,900円かか
ります。
・ハイブリットタイプ 月額6,980円
定期テスト暗記BOOKか紙の教材
・オリジナルタイプ 月額6,980円
どちらとも同額でスタンダートとハイレベルを選択
・スタンダード
基本7割・応用2割・難問1割
・ハイレベル
基本3割・応用5割・難問2割
タブレット代がいらないのならとハイブリットのハイレベルを選択。
こちらもスマイルゼミ同様教科書準拠、9教科に対応しています。
大まかな内容はスマイルゼミと同様ですが、タブレットの出来がよくありません。
価格も違うのでしょうがないのですが、スマイルゼミと同時並行で試ししていたので
差は歴然です。
だからと言って使えないわけはないのでご心配なく。あくまで比べるとです。
ただAndroid端末ではないので他の使い方はできません。
教材としてはこちらもよくできています。
どのコースを選択しても全国統一実力診断テストが年3回受けることができます。
追加費用無しで全国レベルの実力がわかるのはうれしいことです。
個別の質問も24時間対応してくれ基本翌日には返信してくれます。
進研ゼミの特筆すべきところは暗記BOOKの出来がいいのと、英検対策準1級まで
対応した「チャレンジイングリッシュ」が標準でついてくること。
最大の利点は赤ペン先生の添削問題です。
これは進研ゼミに提出して人が添削してくれるサービスです。
タブレット学習の欠点ともいえる答えの〇✖で終わるのではなく、例えば数学の途中
の解き方のアドバイスなどをしてくれるので、なぜ間違ったのかがよくわかります。
添削問題自体は多くないですが、結構重要なポイントです。
我が家の選択
スマイルゼミか進研ゼミかだいぶ悩みましたが、進研ゼミを選択しました。
価格も魅力的ですし、やはり赤ペン先生の存在は大きいです。
欲を言えばスマイルゼミと進研ゼミのいいところだけを合わせると最強になるのに!
と感じます。
進研ゼミで不足するところを市販の問題集か個別指導で補えればベストかと思います。